足の反射区について

 

足ツボは症状別に対応する反射区を揉みますが、各反射区は密接につながっていて、ここだけ揉めばOKというものではありません。しかし、特にある症状で困っている時にはそれに関連する反射区をより長く、強く揉むことで治りが早くなるのも事実のようです。

 

こうした足ツボ健康法は、もともと中国5千年の長い歴史の中の民間療法から伝承してきたもので、足を揉むことは、血液循環を改善し、老廃物が体外に排泄され、内臓や脳が活性化して、体の抵抗力を向上させる、総合的な健康法となっている点が最大の特徴です。
実際の効果については多くの実績があり、慢性の肩こりの解消、便秘の改善、アトピーの改善、血糖値の改善、健康的な痩身、など体験者の口コミにも欠くことがありません。

 

足ツボ健康法は1日わずか10分~30分でOKという手軽さなので、方法さえわかれば誰でもすぐに実行できるのも魅力です。

 

そのポイントとなるのが反射区を理解することです。反射区とは、身体の各機関や各部位につながっている抹消神経が集中しているゾーンのことで、この反射区を押したり、揉むことで、その反射区と関連のある器官と生理機能が刺激されて血液循環が促進され、不快な症状からも開放されるというわけです。

 

反射区は厳密にいえばツボよりも広い「一定の範囲」にあるので、初心者でも的を外しにくいと思います。反射区は足の裏にある地図帳のようなもので、右足の裏、左足の裏、足の甲・ふくろはぎ・膝、足の内側、足の外側、というように分けて図解されています。

 

足の裏の反射区図表をみて下さい。足のつま先には頭部の反射区があります。特に親指は、三叉神経、脳、脳下垂体、鼻などの大切な働きをする反射区があり、土踏まず付近には、消化器系の反射区が集中し、かかとに向かうにしたがって、反射区も身体の下半身の器官に関連しています。

 

また、心臓や左の肺は左足に、胆のうや右の肺は右足に、というように臓器の位置がそのまま反射区の位置に反映しているのがお分かりでしょう。

 

ただし、首から上の器官については、神経が頭部の下で交差しているため、左右が逆の位置になりますので、注意して下さい。

 

また、反射区は足の裏だけでなく、足の甲やすね、ふくろはぎにもありことに気づかれましたか?つまり足裏だけでなく足全体をもむとさらに効果があがるのです。
これらの反射区の位置を確認した上でしっかりもんでいきましょう。